お手入れが簡単で、長く使えるのが魅力の「藤田金属の鉄フライパン」。サイズや形状もさまざまあり、20cmや26cm、28cm、深型などがそろっています。この記事では藤田金属の鉄フライパンのおすすめを紹介。口コミで人気のモデルや使いやすいもの、近畿大学とコラボした商品もピックアップしました。また、選び方も掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
藤田金属とは?
藤田金属は1951年創業の大阪の工業地帯にある町工場。鉄フライパンやアルミタンブラー、急須など、金属製のさまざまな商品を取り扱っており、金型から製造、販売まで全てを自社で行っているの特徴です。
藤田金属について詳しく知りたい方は、以下のリンクもチェックしてみてください。
藤田金属の鉄フライパンの特徴
藤田金属は大阪の工業地帯にある町工場で、扱っている鉄フライパンはくっつきにくさと、サビにくさが特徴。また、独自の加工である「ハードテンパー加工」をしているので、洗うだけですぐに使えるのも魅力です。そのほか、卵焼き専用や、取っ手が握りやすいもの、IHやハロゲンヒーターなどで使えるのなど、さまざまな種類がそろっています。
そのため、使い勝手を重視したい方はもちろん、購入してすぐに使いたい方、用途に合わせてフライパンを用意したい方にも向いているブランドと言えるでしょう。
なお、以下の「
鉄フライパンのおすすめ」の記事では、藤田金属以外の鉄フライパンも紹介しています。さまざまな選択肢のなかから鉄フライパンを選びたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
藤田金属の鉄フライパンのラインナップ|シリーズ比較
藤田金属の鉄フライパンは、「フライパンジュウ」や「イニシャルフライパン」「元気じゃない日の、フライパン」など、さまざまなシリーズが展開されています。こちらの項目では、シリーズごとの特徴や値段などをまとめた表や、人気シリーズをピックアップして紹介するので、フライパン選びの参考にしてみてください。
シリーズ |
主な特徴 |
価格帯 (2023年時点) |
サイズ展開 |
対応熱源 |
フライパンジュウ |
ハンドルの取り外しが可能 |
6600~8800円 |
S・M・L |
ガス火・IH・オーブン |
イニシャルフライパン |
好きなイニシャルを入れることができる |
3850~4950円 |
20cm・24cm・26cm・28cm |
ガス火・IH |
藤田金属×近畿大学 |
保温性が高く、ふっくら仕上がる |
2750~5500円 |
20cm・26cm |
ガス火・IH |
GARTEN |
ハードテンパー加工で錆びにくい |
3850~5170円 |
20cm・24cm・26cm・28cm |
オール熱源 |
元気じゃない日の、フライパン |
軽量タイプで気軽に使える |
7700円 |
26cm |
ガス火のみとIH対応の2種類 |
今日を元気にするお味噌汁パン |
味噌汁専用の鉄製鍋 |
6600円 |
16cm |
ガス火・IH |
ハンドル一体型フライパン |
耐久性が高く、長期間使用できる |
4400~5500円 |
20cm・26cm |
ガス火・IH |
DISH PAN |
フライパンとしてだけでなく、器としても使える |
セットで16500円 |
20cm・26cm |
ガス火・IH・オーブン・トースター |
ミニフライパン |
ちょっとした料理を作るのに便利 |
2200~2420円 |
13cm・16cm |
13cmはガス火のみ・16cmはIH対応 |
モーニング&トースト カリふわパン |
食パンやパンケーキなどを作るのにおすすめ |
2200~3080円 |
18.5cm・24.5cm |
オール熱源 |
SWING PAN |
バットのようなハンドルが特徴的 |
6600円~7700円 |
20cm・26cm |
オール熱源 |
ハンドルが着脱できる「フライパンジュウ」
フライパンジュウシリーズは、着脱可能なハンドルと、厚みのある黒皮鋼板が特徴的な鉄フライパンです。山形県天童市で作られた、無垢の木材ハンドルは、軽くスライドするだけで着脱できるため、アウトドアにもおすすめです。また、厚さ1.6mmの黒皮鋼板は、お肉をジューシーに、野菜はシャキッと仕上げてくれます。
本記事で紹介するフライパンジュウの商品を見たい方は、以下をチェックしてみてください。
藤田金属とデザイン会社TENTのコラボによって誕生した「JIU(ジュウ)鉄フライパン」を詳しく知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください。
プレゼントにおすすめの「イニシャルフライパン」
イニシャルフライパンシリーズは、サイズや形状、持ち手を選ぶことができるので、自分の用途に合った鉄フライパンにすることができます。浅型や深型、いため鍋、玉子焼など、さまざまな形状から選ぶことができます。持ち手のカラーは、「白木」と「焦げ茶」の2種類から選択可能。新築祝いや引っ越し祝いにも人気です。
本記事で紹介するイニシャルジュウの商品を見たい方は、以下をチェックしてみてください。
軽くて手入れも簡単な「元気じゃない日の、フライパン」
元気じゃない日の、フライパンは、日常使いがしやすい軽量タイプの鉄フライパンです。底面と側面を1mmと薄くし、軽さを追求しています。また、ハンドルの素材はブナかウォルナットの2種類から選択でき、持ちやすい六角グリップです。お手入れも簡単なので、毎日気軽に使うことができます。
藤田金属の鉄フライパンの選び方
藤田金属の鉄フライパンを購入する際に、自分に合ったサイズをチェックすることが大切ですが、「重さ」や「持ち手の素材」などをおさえておくのも、よりよい商品選びのポイント。ここでは、藤田金属の鉄フライパンの選び方について解説します。ぜひ参考にしてみてください。
重さで選ぶ
藤田金属の鉄フライパンの重さは、一般的な鉄フライパンとあまり大差がありませんが、選ぶ際は重さをチェックしてください。目安としては、片手でも扱いやすい1kg以下がおすすめです。
軽いフライパンなら炒め物などを作る際や、料理を盛りつけたりする際にも簡単に行えますが、重いものを選んでしまうと、料理時はもちろんお手入れがしにくくなります。使い勝手を重視したい方は忘れずに重さを確認しておきましょう。
サイズで選ぶ
藤田金属の鉄フライパンは20cmのコンパクトサイズや、26cmの大き目なサイズなどさまざまなサイズがそろっています。そのため、人数分の料理を1度に作れるくらいのサイズを選ぶのがポイントです。以下の目安を参考にしてみてください。
- 20cm以下:1人分
- 22cm前後:2人分
- 24~26cm:3~4人分
- 28cm以上:4人以上
取っ手の素材をチェック
藤田金属の鉄フライパンを選ぶ際は、「取っ手の素材」もチェックしましょう。取っ手の素材には、木製や樹脂製など、いくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。ここでは各取っ手の素材の特徴や違い、どんな人におすすめなのかに関して解説するので、ぜひチェックしてみてください。
おしゃれで使いやすい「木製」
持ち手が木製になっている鉄フライパンはデザイン性が高いだけでなく、持ちやすいのが特徴。また、持ち手に熱が伝わりにくいので、火傷のリスクが低いので初心者にもおすすめです。ただし、長く使っていると持ち手が緩み、取れてしまうことも。そのため、定期的なメンテナンスが必要です。
藤田金属の鉄フライパンのなかには、木製の取っ手が六角形になっているものがあり、より持ちやすくなっています。
軽量で握りやすい「樹脂製」
樹脂はさまざまな種類のフライパンの持ち手に多く採用されている素材です。フェノール樹脂を使用したものが多く、軽くて握りやすいのが特徴。藤田金属で樹脂製の取っ手を採用しているフライパンは、握りやすい形状になっているだけでなく、熱くなりにくくなっているのも魅力です。
扱いやすい持ち手の鉄フライパンを探している方や、料理初心者にぴったり。ただし、木製の取っ手と同様に、長く使っていると取れてしまうこともあるので、定期的なメンテナンスが必要になります。
耐久性が魅力の「金属製」
持ち手が金属製になっている鉄フライパンは、耐久性が高いのが特徴です。ほかの素材の持ち手と比べ長持ちしやすいため、ずっと使える鉄フライパンを選びたい方にぴったり。
ただし、加熱時は持ち手部分も熱くなりやすいので、持ち手カバーや鍋つかみ、布巾などを用意する必要があります。藤田金属では別売りのコルクハンドルがあるので、気になる方はチェックしてみましょう。
IHに対応しているかチェック
藤田金属の鉄フライパンは、多くのモデルがIHに対応しています。中には、ハロゲンヒーターやシーズヒーター、ラジエントヒーターなどにも対応している鉄フライパンもあるので、さまざまなシーンで使用することができるでしょう。しかし、IHに対応していないモデルもあるため、自宅がIHの方は購入前に必ずIHに対応しているかをチェックしましょう。
藤田金属の鉄フライパン【GARTEN】|ハードテンパー加工で錆びにくい
藤田金属
GARTEN 鉄フライパン
参考価格:
4,650
円
IHやガスシーズヒーターなど、オール熱源に対応
IHやガス、シーズヒーター、ハロゲンヒーターなど、オール熱源に対応する鉄フライパン。熱伝導率のよさや、保温性の高さが魅力です。また、油じみがよく、余分な油分や水分が食材に戻らないのもポイント。食材を美味しく仕上げます。
価格情報は以下に表示された日付/時刻の時点のものであり変更される場合があります
rakuten.co.jp: 2023年12月29日 12:07時点
本商品の購入においては、購入の時点で上記各サービスに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます
内径 |
20cm
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全長 |
38.5cm
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深さ |
4cm
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重さ |
605g
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取っ手素材 |
ステンレス鋼+フェノール樹脂
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対応熱源 |
ガス火、IH
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藤田金属
GARTEN 鉄深型フライパン
参考価格:
5,200
円
注ぎ口もあり!汁物にもおすすめの深型フライパン
揚げ物や煮物などに最適な深型のフライパン。2つのサイズ展開で7cm以上の深さがあるので、これひとつでさまざまな料理が作れます。また、注ぎ口があるので、汁物を作る際も活躍してくれるでしょう。GARTENシリーズのため、ハードテンパー加工でサビにくいのも特徴です。
価格情報は以下に表示された日付/時刻の時点のものであり変更される場合があります
rakuten.co.jp: 2023年12月29日 12:12時点
本商品の購入においては、購入の時点で上記各サービスに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます
内径 |
20cm
|
全長 |
39cm
|
深さ |
7cm
|
重さ |
825g
|
取っ手素材 |
ステンレス鋼+フェノール樹脂
|
対応熱源 |
ガス火、IH
|
GARTENシリーズでもっとも深さがあるフライパン
深さがサイズ小で9cm、サイズ大で8cm・8.2cmある深型の鉄フライパンです。サイズ小は深さがあるものの、直径が20cmとコンパクトサイズ。一方、サイズ大の直径は28cmと30cmあるので、用途に分けて使うことができます。GARTENシリーズということで、サビに強く、熱伝導率がよいので、性能を重視したい方にもおすすめです。
内径 |
20cm
|
全長 |
39cm
|
深さ |
9cm
|
重さ |
840g
|
取っ手素材 |
ステンレス鋼+フェノール樹脂
|
対応熱源 |
ガス火、IH
|
おすすめ商品の比較一覧表
紹介したおすすめ商品の価格や詳細情報などを比較しやすく一覧にまとめました。自分にぴったり合った商品選びの参考にしてください。
商品名 |
GARTEN 鉄フライパン |
GARTEN 鉄深型フライパン |
GARTEN 鉄いため鍋(小) |
商品画像 |
藤田金属
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藤田金属
|
藤田金属
|
最安価格 |
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特徴 |
IHやガスシーズヒーターなど、オール熱源に対応 |
注ぎ口もあり!汁物にもおすすめの深型フライパン |
GARTENシリーズでもっとも深さがあるフライパン |
内径 |
20cm
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20cm
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20cm
|
全長 |
38.5cm
|
39cm
|
39cm
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深さ |
4cm
|
7cm
|
9cm
|
重さ |
605g
|
825g
|
840g
|
取っ手素材 |
ステンレス鋼+フェノール樹脂
|
ステンレス鋼+フェノール樹脂
|
ステンレス鋼+フェノール樹脂
|
対応熱源 |
ガス火、IH
|
ガス火、IH
|
ガス火、IH
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藤田金属の鉄フライパンのお手入れ
鉄フライパンのお手入れは使用後だけでなく、購入後初めて使用するタイミングや使用前にも必要です。藤田金属の鉄フライパンも同様なので、それぞれのタイミングに合ったお手入れをしてください。ここでは藤田金属の鉄フライパンのお手入れについて解説します。
使い始めは「油ならし」をする
藤田金属の鉄フライパンには「クリアー焼付塗装」というサビ止めのための加工がされています。そのため、「油ならし」を行い、この塗装を落とす必要があります。また、鉄フライパンに油がなじむので、コゲつきやサビが出にくくなるメリットもあります。油ならしは以下の手順で行ってみましょう。
【油ならしの手順】
- フライパンを中火で熱する
- 白い煙が出始めたタイミングで0.5~1カップ程度の油をまわしながら入れる
- 油が全体に行き渡るように、ゆっくりフライパンを回す
- 全体が黒っぽく変色したら火を止める
- 油をオイルポットに戻して、コンロの上で冷却する
- キッチンペーパーなどを使用し、油がなじむように拭く
使用前は「油がえし」をする
藤田金属の鉄フライパンをより長く使いたい場合は調理の前に「油がえし」をしましょう。「油がえし」をすることで焦げつきが抑えられるのがメリットです。使用開始から1ヶ月程度で油がなじむので、その後は「油がえし」の必要はなくなります。油がえしは以下の手順になります。
【油がえしの手順】
- フライパンを中火で1分ほど熱する
- 0.5~1カップ程度の油を入れて、フライパンを回し全体に油を広げる
- 油が揺らいできたら、もう一度フライパンを回して油を全体に広げる
- 火を止め、油をオイルポットに戻す
使用後はすぐに料理を別容器に移し、タワシで洗う
藤田金属の鉄フライパンには使用後の扱い方にいくつかポイントがあります。まず、調理後は料理をそのままにせず、すぐに料理を別の容器に移しましょう。長時間そのままにしてしまうと、鉄臭くなったり、サビの原因になったりします。
また、洗う際は鉄フライパンが温かいうちに。洗剤は使わずにタワシやささらなどを使用してください。洗剤を使ってしまうと、油膜が落ちてしまい、焦げつきやサビの原因になります。それぞれ藤田金属の鉄フライパンを長く使うために必要なので、使用後のお手入れはしっかり行いましょう。
頑固な焦げつきやサビは磨き洗剤を使用
藤田金属の鉄フライパンを日々使用していると、頑固な焦げつきやサビが付くこともあります。そんなときは、クレンザーなどの磨き洗剤を使用し、ゴシゴシとこすり落とします。擦り跡がつくことがありますが、使用する際には問題ありません。育ててきた鉄フライパンをゼロから始めることになりますが、何もコーティングしていない素材なので、酸化皮膜はよみがえります。
- 強火でフライパン全体を加熱
熱が冷めたら、金たわしかサンドペーパー(100〜150番程度)で磨く
水で洗って拭き取り、強火で熱する
玉虫色に焼けたら火を止める
- 熱が冷めてから「油ならし」する
なお、以下のリンク先では藤田金属の鉄フライパンのお手入れについて詳しく記載されているので、併せてチェックしてみてください。
まとめ
オールアバウト Best One編集部
キッチン担当
藤田金属の鉄フライパンおすすめを紹介しました。20cmや26cmなどさまざまなサイズがあり、卵焼き用、深型などの形状もそろっているので、用途に合わせて選びやすいのがポイントです。また、どの鉄フライパンも使い勝手がよいので、デザインや重さ、取っ手の素材などをふまえて選ぶのがよいでしょう。ぜひ、この記事を参考に使いやすい鉄フライパンを選んでみてください。
なお、以下の「
フライパンのおすすめ」の記事では、ステンレスやチタンなど、鉄製以外のフライパンも紹介しています。さまざまなフライパンをチェックしたい方は併せてチェックしてみましょう。